農業共済新聞記事バックナンバー
「地場産野菜をおいしく提供」田舎の隠れ家「侘(わ)びsuke」
【栗原市】千葉県から栗原市へ移住した石本匡(ただし)さん(65)、待子(まちこ)さん(69)夫妻は、昨年9月に同市栗駒の自宅にカフェ「侘(わ)びsuke」をオープン。旬の地場産野菜などを使用した日替わりランチを提供する。口コミで評判が広まり、地元のリピーターや県外からも多くの来客者が訪れる。
日替わりランチは、カレーライス2種類、パスタは数種類のレパートリーから2種類を用意し、新鮮野菜のサラダ、季節が感じられる手作りデザートとコーヒーが付く充実の内容が人気の理由となっている。
「温かいものは温かいうちに食べてもらいたい。食を提供するだけでなく、お客さまとの会話を大切にしたい」という待子さんの思いから、あえてワンプレートではなく、一品ずつ提供するスタイルにし、コミュニケーションの機会を増やし、細かな気配りができるようにする。
また、開放的な雰囲気で食事が楽しめるよう、晴れた日にはテラス席を用意。「一度長靴を脱ぐと、午後の作業が嫌になるからね」と、長靴のままランチを楽しむ地元農家の方もいるという。
待子さんは「お客さまが訪ねてくれることで目的のある日々を過ごせています。食を提供するだけでなく、雰囲気を感じながらゆっくりしてもらえるような場所にしていきたい」と話す。
▽侘びsuke=0228(24)7927
営業=毎週水曜から土曜日午前11時半から午後3時半(ランチは午後2時まで)
※4人以上は要予約